「働き方改革」の一助(切り札)としてRPAに注目が集まっています。弊社の所在地である箕面市も令和2年2月にRPAを導入して、これまで各部署がそれぞれ手作業で行っていた「附属機関の委員等への報酬等の支出資料の作成」「法定調書の作成」について、総務部総務課で集約し、一括してRPAで自動処理しているとのことです。「附属機関の委員等への報酬等の支出資料の作成」は年間約3,000件、「法定調書の作成」は年間約1,500件あり、現行では、いずれも1件あたり約15分かかります。これらの事務をRPAで自動処理することで、年間1,125時間分(146日分)の事務を効率化できる見込みだということです。
このように業務効率化や生産性向上を実現するテクノロジーとして「RPA(Robotic Process Automation)」が注目を集めています。
RPAの強みは、以下の3点が挙げられます。
○ 辞めない
○ 働き続ける
○ 変化に強く、同じ間違いを繰り返さない
ロボットは自ら辞めることはありませんし、24時間休みなく働き続けることも可能です。アプリケーションと違って日ごとに変わる業務の変化にも、ルールを書き換えることで柔軟に対応でき、同じ間違いを繰り返すこともありません。ある程度のルールとフローで回せる業務であれば、RPAによって飛躍的な効率化を実感できるでしょう。人の手による作業より遥かに正確で、見落としがないことも忘れてはならないポイントです。
RPAが得意とするのは、ある程度の手順が決まっている、いわゆる「定型作業」ですが、その柔軟性と適応力は高く、状況に応じてカスタマイズできるため、幅広い業務に導入できる可能性があります。