プログラミング言語の種類(1)

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JavaはITエンジニア人口 約3割を占める圧倒的シェア
国内にはおよそ90万人強のプログラマがいるとされている中、そのうちの約25~30万人が使用しているとされるのが「Java」。数あるプログラミング言語の中でも最大規模を有しています。その大きな理由は汎用性の高さです。「金融」「物流」等の業務系システムをはじめ、Web系システムやモバイルアプリ、さらに「BtoB」「BtoC」含めどんなシステム開発にも対応できるメリットが。そのためIT業界におけるJava案件やJavaエンジニアの求人数も必然的に多くなります。今後も当面の間は他の言語に取って代わられる動きはなく、2020年以降も引き続き現在のシェアを維持するものと考えられています。

Pythonは広い支持を獲得し、Webアプリケーションやデスクトップアプリケーションなどの開発はもとより、システム用の記述 (script) や、各種の自動処理、理工学や統計・解析など、幅広い領域における有力なプログラム言語となった。プログラミング作業が容易で能率的であることは、ソフトウェア企業にとっては投入人員の節約、開発時間の短縮、ひいてはコスト削減に有益であることから、産業分野でも広く利用されている。GoogleやFacebookでは標準言語として採用されていることでも有名で、「CherryPy」「Bottle」「Tornado」「Flask」「Django」など多数のフレームワークがあります。

VBAとはMS独自のプログラミング言語で、「Word」「Excel」「Access」などを活用した定型業務をほぼ自動化できます。現在、国内における事務職人口は1,000万人を越えているといわれています。その事務業務の内、伝票や資料作成業務は、既にVBAによるプログラムで自動化できるケースが多いため、一度誰かがプログラム化をすればそれ以降、人手に頼らずに処理できます。今後IT化のさらなる進展によって、ルーチンワークの大部分がVBA等の業務効率化ツールの導入~省力化することで、事務職の人件費がコストカットの対象となり、事務職人口の大幅な削減が見込まれます。

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