経営力向上計画とは国が実施する中小企業向けの制度です。経営力を向上するために実施する計画を作成し、国の機関に申請をします。
認定を受けるとどのようなメリットがあるか?
①補助金加点
補助金で審査時に加点される、つまり優先的に採択される可能性が高くなります。具体的に中小企業を対象とした「小規模事業者持続化補助金」、「IT導入補助金」、「ものづくり補助金」等で加点されています。補助金の採択においては、加点は差がつきやすい非常に重要な要素です。そのため補助金活用を考えている中小企業は経営力向上計画は早めに認定され、補助金対策しておくといいでしょう。
②税金が安くなる
認定を受けた、新規導入設備による節税効果が得られます。 ソフトウェアなどの設備を新規取得し、小売業など指定された事業のために利用した場合、法人税について、設備投資を行った初年度に「100%」経費として計上することができる(即時償却)または取得価額の10%の税額控除のいずれかを選択適用することができます。
③金融支援を受けられる
設備投資のために必要な資金について、低金利での借り入れができるようになります。
様々なメリットのある経営力向上計画。様式2枚で申請ができますので、これまでの中小企業庁による支援制度に比べると申請が簡単に行えます。これから事業を発展させようという企業は、まず認定を取っておくと良い制度でしょう。